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何故丸太のまま使わないのか
- 2019/06/28(Fri) -
5月末に製材加工関係の展示会(リグナ・ハノーバー)と建築の欧州視察旅行に参加しました。リグナ・ハノーバーは12年ぶり。
相変わらず、大量生産用の機械や高度加工機械が出展されていましたが、正直、今回はトレンド確認と思っての視察。
リグナ
もう少し「AI」や「IOT」を利用した画期的な物が見られるかと思っていたが、見つけられなかった。

その後は、最近の木材利用のキーワード「マスティンバー」を使った物件の視察。
パネウム
これは、オーストリア、リンツのそばAstenにあるパン工場に隣接する博物館。外観は、アルミニウム鋼板で覆われているが、実はCLT構造。大きなブロックを削り出して造った建物。600㎥の集成材のうち200㎥を削り取ったらしい。

続いては、ウイーン郊外の開発地区にあるビル。これもCLTと集成材の建物。
ホホ

次は、スイスに移動して、木材の利用と環境性能を追求した建物。
IZM

これは、チューリッヒ市内にある新聞社の建物で、日本の坂茂氏の設計。複雑な加工を施した集成材を使用している。
何故、日本の設計者なのか?設計は場所を選ばない。自由。うらやましい。
タメディア

最後は、同じくチューリッヒの動物園にある象舎。湾曲CLTをデザインしたもの。
ZOO

今回、非常に勉強になったと同時に考えさせられた。

こんなに贅沢に木材を使う。日本で出来るのか?
今回訪問したドイツ、オーストリア、スイスは、木材産業の盛んな国で、国内では使いきれず輸出している。
それに比べて日本は木材の6割以上を輸入している。
人口が多いこともあり、国内の木材生産では供給が間に合わない。
木材全体の伐採も増えて利用も進んでいるが、製材用の原木は絶対的に足りない。
そんな状況なのに、先々人口現状に伴い住宅着工が減って、木材の利用も減ることから、その代替需要を模索中である。
その最先端が「CLT」。都市部でマスティンバーを使った建物も増えて来ている。

でも、どんなに頑張っても国内の資源だけでは間に合わない。
逆に、国内で出材される木材は大事に使わなければならない。...のではないか?
考えてみると、集成材を作るなら、丸太のまま使った方が強度もあるし、何よりコスト、環境負荷が少なくて済む。

何故製材するのか?
日本は貴重な木材資源を大事に使って来た。製材を組み合わせることで、少ない木材で強度のある建物を作って来たのではないか?
木が足りない日本が、CLTやマスティンバーのような使い方をして良いのか?

更に今年から環境贈与税が導入され、森林整備の不足分を補わなければならない。
本来、森林所有者、{山、森林」へ還元をしなければならないのに、供給不足を補う輸入木材との競合で
価格が頭打ち。還元出来ない。
出来ないから環境贈与税???






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勉強 べんきょう Study
- 2018/09/27(Thu) -
北海道の木
沢山の研究、資料があるんだって...
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同時多発災害
- 2018/09/10(Mon) -
厚真地震
会社運営に“想定外は許されない”と思ってやっていたつもりであったが、いざ当事者となってみると、
考えが甘かったと実感した。
9月6日早朝の大地震と前日の大型台風の通過で、各地で被害と大混乱。
当社も台風で看板が倒壊したり、屋根が飛ばされたり、地震で一部積んであった材料が崩れた。
台風看板崩壊
台風チップサイロ
震源に近かった厚真町やむかわ町では多数の死者やけが人が出ていることを考えると、被害と言える程のものではない。

少し前のブログにも書いたが、全国的、世界的に大災害が多数発生しており、これから災害を前提に考え、行動しなくてはならないと思う。
やらなければならないことが沢山ある。
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日本のグランドデザイン
- 2018/07/23(Mon) -
 人口減少、超高齢化社会、大規模災害増加を考えた時に、我々の木材利用についても考えなくてはならない事が多いと感じるようになってきた。先日聞いた話では、国土交通省もコンパクトシティ化に向けた施策もあるらしい。調べてみると、国土のグランドデザイン2050という国土づくりの考え方を示しており、その中にコンパクトという言葉が出ている。
 実は、地域の集約化は、自分も10年以上前にまちづくり団体を通じて提言書を作成したことがある。道州制の議論がブーム?だった頃だったと思うが、北海道は特に“広すぎ”て効率が悪い面がある。コストが余計にかかるし、そもそも行政マンも含め、医者、弁護士、教育関係も“地方”には行きたがらないし、行っても単身赴任。事業をするにも人口が少なければ商売にならない。いっそのこと、ある程度集約化すべきという内容だった。自分も小さな町で生まれ育ち、故郷には愛着があるが、感情論では解決しない。
 さらに、近年の大規模自然災害を見ると、全国的には狭い国土ということで理解もきるが、無理な開発によって起きた被害というのも多いと感じる。更に高齢化で、逃げ遅れによる死者が多い。
コンパクトシティ
 今回の災害復旧も含め、これからの土地利用、開発、地方創生も“人口減少”、“高齢化”を第一に考えて行うべきだと思う。
我々の関わる住宅や建物の建築全般に於いて、これまでとは違う?考え方、それによって自分の商売にもマイナスの影響もあると思うが、前提を変えるべきだと感じ始めた。
 今後は、戸建て住宅は、災害の起こりにくい、よほど条件の良い所で無くてはダメで、集合住宅(高層マンションなど)にした方が良い。個人財産の権利、処分の問題があって直ぐには出来ないのは承知だが、悲惨な災害の状況や復旧にかかる労力を考えた時にはそうすべきだと思う。
 
 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所の青井主任研究員によると、既存の公共建築物のリニューアルを減築と木造増築によって行うことが出来るとのこと。耐震対応の関係で補強や建て直しが必要な中高層物件も多いが、コストや予算の問題もある。自分の住んでいる苫小牧市にも公営の中高層のアパートマンションも多いが、老朽化などで使われていないものも見られる。
 木造化は軽量化である。既存の建物や基礎部を使って、低コストで建て替えやリニューアルが出来る。利用を続けながら減築、木造増築で利用スペースを増やすことが出来る。賃料を取れるなら、新たな収益も得ることが出来る。法制度的にも問題は無いらしい。既存の建物を利用すれば、街並み景観を残すことも出来、まさにサスティナブル建築でもあると思う。
 この手法で集約化が図れれば、持続可能な再開発であり、減災にもつながる。
 自分の中でイメージが膨らんできた。
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2018年度 全体会議
- 2018/04/02(Mon) -
新年度スタート!
原木状況は厳しいが、下ばかり向いていられない。
今年のテーマはコレ。
2018イマジン
さて、どのくらい伝わったかなぁ。
自分の努力次第。
jas認定書
心機一転、頑張ろう!
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