FC2ブログ
容易でない
- 2017/07/28(Fri) -
ネガティブな話で、自分でもうんざりする...
nhk tokoro
昨夜(27日)放送のNHK番組で、東京のオリンピック、パラリンピックの選手村で国内の食材が出せないという問題が取り上げられていた。
国際基準のアニマルウエルフェア(農水省)動物の福祉に配慮した食材が求められているとのこと。
この問題は以前から話題になっており知っていた。今ごろ話題にしたということは、まだ対策が出来ていないということ?
我々が扱う木材のように、無償で提供するならOKなんてことになったらこれもまた大変。
番組の中では、逆にアニマルウエルフェアを利用して積極的に輸出すれば良いとのコメントもあったが、そう簡単ではない。
何しろ日本は国土が狭い。国は、一次産業について規模拡大、生産性向上、競争力強化と勧めている。
輸出戦略
逆行するでしょう。
アニマルウエルフェアでは生産性も落ちる。生産量自体が落ちれば、輸出なんてことにならないだろう。
新しい取り組み、認証制度にはコストもかかる。
木材の輸出も同じ。認証を取っても山林から出材される量が増えなければ、輸出出来る量も増えないし、コストも下がらない。
容易ではない。
この記事のURL | 雑感 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
パラダイムシフト
- 2017/07/07(Fri) -
予測していたことではあるが、ショックな事。

木材利用において需要拡大、新規需要の開発は、先般来からの課題。
そのために、行政も業界も様々に取り組んで来た。
中でも製材に向かない木(木材)の価格を少しでも上げて、森林全体の価値を底上げ
しようと考えて来た。
近年、合板、LVL、エネルギー(バイオマス)利用により、それが実現されている。
B材、低質材、原料材の価格が上がり、一般材(A材)との価格差が縮まっている。
一方、従来の無垢材での建築用木材としての利用が低迷している。
というよりも、一般材(A材)の出材(採材)に影響が出ている。
201707丸太土場

以前にも書いたが、国産材(道産材)の需要が非常に旺盛である。
当社の生産、出荷も増えている。
全体の自給率も上がっている。
しかし、製材用原木の出材量がどれだけ増えているのか疑問。
北海道のデータによるとトドマツの製材向けの利用量は僅かながら下がっている。
よく需給情報の資料が出てくるが、実際には「需要量」とあるのは「供給量」。
製材工場ではなく、合板やバイオマス利用、移出輸出の部分が増えている。
2017合板向け
確かに製材もそうのように、表面単価では無く、効率と価格のバランスにより動向が決まる。
もともとは、原料材価格が上がることによって山林の価値(山林所有者の所得)が上がり、その分一般材(A材)の価格を抑えて
輸入材(輸入製品)に対抗しようという魂胆であったが、そうは問屋が卸さなかった。
すべてが「長いものに巻かれてしまう???」
mihata
価値観の逆転、パラダイムシフトが起こっている。
おこがましいと思うが、「行政の方針に一致」、「何処かに義がある」、国産材低迷の時代を支えて来たと信じた来たことがむなしい。
片っ端から剥く、燃やす? 山づくりをして来た人も本当にそれで良いの?

この記事のURL | 雑感 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
| メイン |