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日本のグランドデザイン
- 2018/07/23(Mon) -
 人口減少、超高齢化社会、大規模災害増加を考えた時に、我々の木材利用についても考えなくてはならない事が多いと感じるようになってきた。先日聞いた話では、国土交通省もコンパクトシティ化に向けた施策もあるらしい。調べてみると、国土のグランドデザイン2050という国土づくりの考え方を示しており、その中にコンパクトという言葉が出ている。
 実は、地域の集約化は、自分も10年以上前にまちづくり団体を通じて提言書を作成したことがある。道州制の議論がブーム?だった頃だったと思うが、北海道は特に“広すぎ”て効率が悪い面がある。コストが余計にかかるし、そもそも行政マンも含め、医者、弁護士、教育関係も“地方”には行きたがらないし、行っても単身赴任。事業をするにも人口が少なければ商売にならない。いっそのこと、ある程度集約化すべきという内容だった。自分も小さな町で生まれ育ち、故郷には愛着があるが、感情論では解決しない。
 さらに、近年の大規模自然災害を見ると、全国的には狭い国土ということで理解もきるが、無理な開発によって起きた被害というのも多いと感じる。更に高齢化で、逃げ遅れによる死者が多い。
コンパクトシティ
 今回の災害復旧も含め、これからの土地利用、開発、地方創生も“人口減少”、“高齢化”を第一に考えて行うべきだと思う。
我々の関わる住宅や建物の建築全般に於いて、これまでとは違う?考え方、それによって自分の商売にもマイナスの影響もあると思うが、前提を変えるべきだと感じ始めた。
 今後は、戸建て住宅は、災害の起こりにくい、よほど条件の良い所で無くてはダメで、集合住宅(高層マンションなど)にした方が良い。個人財産の権利、処分の問題があって直ぐには出来ないのは承知だが、悲惨な災害の状況や復旧にかかる労力を考えた時にはそうすべきだと思う。
 
 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所の青井主任研究員によると、既存の公共建築物のリニューアルを減築と木造増築によって行うことが出来るとのこと。耐震対応の関係で補強や建て直しが必要な中高層物件も多いが、コストや予算の問題もある。自分の住んでいる苫小牧市にも公営の中高層のアパートマンションも多いが、老朽化などで使われていないものも見られる。
 木造化は軽量化である。既存の建物や基礎部を使って、低コストで建て替えやリニューアルが出来る。利用を続けながら減築、木造増築で利用スペースを増やすことが出来る。賃料を取れるなら、新たな収益も得ることが出来る。法制度的にも問題は無いらしい。既存の建物を利用すれば、街並み景観を残すことも出来、まさにサスティナブル建築でもあると思う。
 この手法で集約化が図れれば、持続可能な再開発であり、減災にもつながる。
 自分の中でイメージが膨らんできた。
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